「最近Z世代って言葉をよく耳にするけど、誰が言い出したんだろう？」
結論から言うと、誰がZ世代と言い出したかは不明です。
Z世代という言葉は、アメリカなどでX世代・Y世代に続く言葉として生まれました。
そして、2021年には流行語大賞としてノミネートされ、一気に認知され始めました。
ですが、イマイチどういった世代なのかしっかり説明を聞いたことがある人は少ないと思います。
今回は、そんなZ世代についてまとめていきたいと思います。
・Z世代は誰が言い出した？
・Z世代の特徴を簡単に述べると？
・X世代とY世代はZ世代とどう違うの？
Z世代は誰が言い出した？
冒頭の通り、Z世代という言葉は誰が言い出したかは不明です。
ちなみに、X世代という呼び方を日本で広げた人は、若者研究の第一人者の原田曜平さんだとされています（諸説あり）。
語源としては、アメリカの「ジェネレーションX（X世代）」という世代の呼び方に由来しています。
このX世代は、1965年〜1980年代頃に生まれた人達の事を指しています。
そして、その次の世代の人達の事をアルファベット順でXの次であるYを用いて「Y世代」と呼ばれ、さらにその次の世代が「Z世代」と呼ばれるようになったみたいです。
誰が言い出したかというより、自然と「Z世代」という言葉が生まれたようですね。
そんなZ世代ですが、一体どんな特徴があるのでしょうか？
Z世代の特徴を簡単に述べると？
Z世代の特徴は大まかに分けると2つあります。
Z世代の特徴「デジタルネイティブ」
1つ目のZ世代の特徴としてデジタルネイティブであることが挙げられます。
Z世代の人達は、幼少期の頃には既にインターネットが整備されており、スマホやパソコンを小さい頃から触れる環境にありました。
そのため、他の世代の人達と比べてデジダルデバイスの活用が上手く、高いITリテラシーを持ち合わせている人が多いです。
また、小さい頃からSNSなどを通じて、様々な価値観に触れているので、ダイバーシティ（多様性）を重視することも特徴の1つです。
Z世代の特徴「タイパ重視」
2つ目のZ世代の特徴としてタイパ重視（タイムパフォーマンス重視）であることが挙げられます。
文字通り、効率のいい時間の活用を重視するのです。
なぜタイパを重視するようになったかの背景は、これも小さい頃からデジタルサービスに触れることが多かったことが起因しているようです。
さまざまなデジタルサービスに囲まれ、「ながら見」が日常的に行われ、複数の情報を同時に視聴し、処理する能力にた長けていること。
また、流行やトレンドの急速な移り変わりの情報をいち早く、多く手に入れる事が求められ、時間に対する効率を重視するようになったようになったことがこタイパを重視するようになった原因だとされています。
なので、仕事の面でも直接お客様の元に行って会話をするというよりも、zoomなどを用いたweb会議ツールを好みます。
以上2つのような特徴を持つZ世代の人達ですが、先程触れたX世代、Y世代とどう違うのでしょうか？
X世代とY世代はZ世代とどう違うの？
最後にX世代とY世代のZ世代との違いをまとめてみました。
X世代のZ世代との違い
X世代は、1965年〜1980年頃生まれの人達のことを指し、2023年時点で40代前半〜50代後半頃の世代の呼び方です。
テレビの黎明期時代を体験しており、Z世代と比べてテレビを視聴する人が多いみたいです。
そのため、X世代の情報源はテレビまたは新聞がメインです。
Z世代はテレビを見る方は少なく、情報収集はインターネットかSNSです。
ここは明確な違いと言えそうですね。
また、コミュニケーションは顔と顔を直接合わせることが多く、zoomなどのweb会議には馴染みがありません。
Y世代のZ世代との違い
Y世代は、1981年〜1995年頃生まれの人達のことを指し、2023年時点で20代後半〜40代前半頃の世代の呼び方です。
Y世代はバブル崩壊やリーマンショックによる就職難を経験しているので、上昇志向よりも安定志向が強く根付いています。
小さい頃にインターネットが普及しており、X世代と比べてデジタルデバイスの扱いが上手いですが、Z世代と比べと苦手とする方が多いです。
また、コミュニケーションはzoomなどのweb会議にはそこまで馴染みが無く、メールなどの文章でのコミュニケーションを得意としています。
以上が、X世代・Y世代とZ世代の違いです。
どの世代でもデジタルに馴染みはありますが、圧倒的にZ世代が扱いが1番上手いようです。
まとめ
今回はZ世代についてまとめてみました。
Z世代はデジタルネイティブを言われるぐらい小さい頃から、デジタルに触れて扱いが上手いようです。
X・Y・Z世代と、各世代の社会情勢や流行したものがその世代に大きな影響与えており、価値観や考え方が異なることが分かりました。
良く仕事場でベテランの方が「最近の若者は・・・」と苦言を呈したり、逆に若い世代がベテラン世代に対して「考え方が古い・・・」と納得のいってないシーンを見かけます。
お互いの育ってきた環境が違いので、価値観が全く異なる事を理解して、お互いに尊重し合うことが大切ですね。
