まず結論から言うと、デパスの代わりとなる市販薬は一応あります。
なぜ一応という表現をしたかというと、デパスの有効成分であるエチゾラムは配合されておらず、効果も小さいようだからです。
デパスは、日本で一番処方されている抗不安薬で、使用ユーザーはかなり多いです。
私も抗不安薬と言えば、デパスのイメージが強く、日本でどれだけ浸透している薬かわかります。
そんなデパスについてこの記事では、以下の3つの点に触れていきます。
・デパス代わりになる代用品市販である?
・デパスは、病院でなんと言えば処方してもらえる?
・デパスに似たような漢方薬などはある?
デパス代わりになる代用品市販である?
先ほどの通り、デパスと同じ成分ではないですが似たような効果がある市販薬はあります。
代用出来そうな市販薬は下記を参考してください。
・商品名:パンセダン メーカー:佐藤製薬
効果:人前や会議の緊張、禁煙中のイライラなどの鎮静など
・商品名:イララック メーカー:小林製薬
効果:イライラや興奮の沈静、またそれらによる疲労倦怠感の緩和など
・商品名:アロパノール メーカー:全薬工業
効果:緊張などからのイライラ、または気分が悪い方の神経症状の緩和。不眠症などにも効果があります。
以上が挙げられます。
ですが、デパスと同じ成分は一切配合されていないので、効果には個人差があります。
上記の薬を服用しても全く症状が改善されない方は、病院にデパスを処方してもらった方が良さそうです。
デパスは、病院でなんと言えば処方してもらえる?
デパスは主に精神科を受診することで処方してもらうことができます。
精神科以外でもデパスを取り扱っている科は多いので内科などでもOKです。
ですが、今では処方を避ける医者もいるそうです。
というのも、デパスは不安を抑えたり、睡眠障害などに対し病院で処方される医療用医薬品ですが、依存性が高く乱用の恐れがあることから向精神薬指定されているからです。
実際、なかなかデパスを処方されずに困っている人は多くいます。
なので、症状だけでなく、きちんとデパスを処方して欲しいことを医者に伝えるようにしましょう。
以前にデパスを処方したことがあり症状が軽くなった人は、そのことを医者に伝えるとすんなり処方してもらえるかもしれません。
なかなか医者に対して薬を指定するのは言いにくいかも知れませんが、恥ずかしがったりせずに、キチンと伝えるようにしましょう。
あなたは実際に、その薬を必要としているわけですから、遠慮することはありません。
そこまでして処方してもらえなければ、諦めて違う病院に通うようにしましょう。
また、デパスの副作用が気になる方は漢方薬を使用してみましょう。漢方は西洋薬と比べて、依存性もなく、眠気などの副作用が無いのでオススメです。
デパスに似たような漢方薬などはある?
これも、デパスと同じ成分ではないですが、メンタル症状に有効な漢方をいくつか調べました。
・加味帰脾湯(かみきひとう)
効果:弱った胃腸の力を高めることで「気」と「血」を巡らせ、心を落ち着かせ体を整えてくれます。
・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
効果:不安感や緊張感・イライラ・不眠などの症状に効果がある。パニック障害の治療に使われる。
・酸棗仁湯(さんそうにんとう)
効果:昔から睡眠薬として使われ精神を落ち着かせ、安らかに眠りを誘う効果がある。思い悩んで眠れないタイプの不眠症に適している。
以上が主な、デパスの代用品として使用できそうな漢方です。
ですが、漢方は一人一人の体質にあった漢方を選ぶことが大事だそうなので、漢方医に相談するのが望ましいです。
デパスと同様、病院に行く手間はかかりますが、リスクのことを考えて漢方で治していくのもいいのかもしれません。
まとめ
デパスは、今の日本のストレス社会には欠かせない薬ですが、依存性というデメリットが存在します。
市販薬にも、不眠症や不安感に効果がある薬は存在しますが、素人判断で服用することはオススメ出来ません。
一度は症状を見てもらうために必ず病気に行き医者に相談するようにしましょう。