アニサキスが一匹でもいたら、その魚には何匹ぐらい寄生しているものなの?
結論としては、何匹いるのか分かりません!
アニサキスは当たってしまうと、激しい頭痛や嘔吐が生じてしまう恐ろしい寄生虫です。
なので、一匹見つけてしまうと他にもいるのか不安になってしまいますよね。
簡単に見つけるにはブラックライトを使うと一発で発見できます!
このライトはアニサキス発見用として釣り人には必須のアイテムといわれているほど愛用されています↓
今回はそんなアニサキスについて3つことをまとめてみました。
- アニサキス一匹いたらその魚には他に何匹いる?
- アニサキスがいたら生で食べない方がいい?
- アニサキス、加熱後なら食べても大丈夫?
アニサキス一匹いたらその魚には他に何匹いる?
冒頭の通り、アニサキスが一匹いても、その魚に他のアニサキスが何匹いるのかは分かりません。
その一匹だけの可能性もあれば、他にも沢山いる可能性があります。
アニサキスが多いとされているサバ(35-40cm)には、平均で22匹のアニサキスが寄生しているという調査結果があります。
また魚は、アニサキスに寄生されたプランクトンを食べることによって、アニサキスに寄生されます。
なので、一匹でもアニサキスがいれば、その魚が餌にしているプランクトンにアニサキスが蔓延している海域で育ったと言えると思えます。
このことからアニサキスが一匹でもいれば、一匹だけでなく他にもいる可能性は高そうですよね。
ですが、魚種が変わればアニサキスに寄生されている確率も変わってきます。
脅すようにサバに寄生しているアニサキスの平均を伝えましたが、アニサキスの数が少ない魚種も沢山います。
ですが、一匹いれば他にもアニサキスがいる!と警戒心を高めることがベターと言えます。
アニサキスがいたら食べない方がいい?
アニサキスがいたからと言って、その魚を捨てる必要はありません。
しっかりアニサキスの処理をすることによって刺身などの生で魚を食べることも出来ます。
生で食べるには2つの処理方法があります。
魚を冷凍してアニサキスを処理する
アニサキスは冷凍することによって処理することが出来ます。
目安としては20℃以下で24時間以上冷凍することで、アニサキスは死ぬとされています。
しかし、家庭用の冷蔵庫で設定できる冷凍温度は平均でマイナス18℃とされています。
さらにマイナス18℃と設定していても、家庭用の冷凍庫には他にも色々な食材が入っており実際にはマイナス18℃にもなってないことがあります。
そのため、家庭用の冷凍庫ではマイナス18℃設定で48時間以上の冷凍を推奨されています。
目視でアニサキスを除去する
アニサキスは体長1.5cm〜3cmあるので、人間の目で目視することが出来ます。
アニサキスは内臓表面にいることが多く、魚の鮮度が落ちるにつれて身の方は移っていきます。
なので、まずは内臓周辺を重点的に探しましょう。
身の奥の方へ移っていると見つけにくいので、刺身にしてから探すと見つけやすいですね。
または、アニサキスはブラックライトを当てられることによって白く光るので、ブラックライトを用いて、探し漏れを防ぐのもいいですね。
以上二つが主な魚を生で食べられる、アニサキスの除去方法です。
アニサキス、加熱後なら食べても大丈夫?
きちんとアニサキスを処理すれば、魚を生で食べられると言われても、
「ちゃんと冷凍されて死んでるかな?」
「頑張って目視でアニサキス見つけたけど、本当にこれで全部かな?」
と不安になり、結局生で食べることが怖い人も多いと思います。
そんな時は、加熱することによってアニサキスを処理することも出来ます。
60℃ぐらいの熱で、魚の中心部まで熱を通すこと(1分以上が目安です)によってアニサキスは死にます。
冷凍よりもかなりお手軽に処理することが出来ますね。
安心して魚を食べるには、熱を通すことが1番良さそうです。
まとめ
今回は、アニサキスについてまとめてみました。
魚を食べる際、アニサキスを気にする方は多いと思いますが、いざアニサキスを一匹でも見つけたら、他にもいるんじゃないか!?とさらに不安になりますよね。
そんな時は、今回紹介させていただいた方法を使って生、もしくは焼いて安全に美味しく魚をいただいちゃいましょう!