結論から言うと、しゃっくりが頻繁に出る方は、異常がある場合があります。
頻繁にしゃっくりが出るときや、長引くとき、実は思わぬ病気が潜んでいる場合があるのです。
今回はそんなしゃっくりに関して以下3つのことをまとめていきます。
・しゃっくりが頻繁に出る大人は異常?
・しゃっくりが出やすい人の特徴は?
・しゃっくりが止まらないと死亡の噂は本当か?
しゃっくりが頻繁に出る大人は異常?
冒頭の通り、しゃっくりが頻繁に出るときや、止まらない人には、病気が潜んでいる場合があります。
一般的にしゃっくりは、数分〜数時間、長引いても2日未満で治ることがほとんどです。
ですが、3日以上に渡ってしゃっくりが止まらない人は、何かしらの病気が原因でしゃっくりが止まらないケースがあります。
しゃっくりが長引く原因の病気は主に3つに分けられます。
しゃっくりの原因→消化器系の病気
逆流性食道炎や消化性潰瘍などの場合、胃酸によって舌咽神経が刺激を受けてしゃっくりがでるケースがあります。
また、胃がん、腸閉塞や胃腸炎によって横隔膜が刺激されしゃっくりが長引くケースがあります。
しゃっくりの原因→脳の病気
脳梗塞や脳腫瘍、てんかんなどの脳の病気によってもしゃっくり出るケースがあります。
中枢神経が刺激され、しゃっくりが出ると考えられています。
特徴としては、2日以上しゃっくりが取らない「難治性しゃっくり」に分類されます。
しゃっくりの原因→呼吸器系の病気
肺炎や気管支炎、肺がんなどのき呼吸器系の病気でもしゃっくりが出るケースがあります。
感覚神経・運動神経の1つである迷走神経や、横隔神経が刺激を受けしゃっくりが出ると考えられています。
以上が、しゃっくりが長引いている時の要因として多い病気です。
ですが、以上の他にもストレス、糖尿病、便秘などでもしゃっくりが長引く要因となりえます。
様々な要因があり、ここでは全てを取り上げられないので、しゃっくりが長引いてしんどい、心配だと言う方は内科などの病院に行くようにしましょう。
しゃっくりが出やすい人の特徴は?
しゃっくりが出やすい人の特徴は様々です。
以下に病気が原因以外の、しゃっくりが出やすい人の特徴を箇条書きします。
・男性の方が女性よりもしゃっくりが多いとされます
・精神的なストレス、不安になりやすい方
・暴飲暴食が多い方
・喫煙量が多い方
・喉の筋肉が未発達の赤ちゃん
・大声で笑う方
などがあります。
男性は、喫煙する方や仕事場の飲み会などが多く、また仕事などのストレスでしゃっくりが多発し、病院に行く方は多いようです。
しゃっくりが止まらないと死亡の噂は本当か?
しゃっくりが止まらないと死亡するという噂があるようですが、これは真っ赤の嘘です。
分かりやすいケースとして、アメリカのチャールズ・オズボーンという方が、1922年から68年間に渡って、毎分20〜40回のしゃっくりをし続けたというギネス記録があります。
68年間ですよ!すごいことに挑戦する人もいるものですね。
さらに、オズボーンさんは2度の結婚を経験し8人の子供にも恵まれています。
以上のことから、しゃっくりが止まらないと死亡するという噂は真っ赤な嘘だということが分かります。
なので、しゃっくりが出てもまずは落ち着きましょう(不安にならないことが大切)。
そして、水を一気に飲む等の民間療法を試してみましょう。
それでもしゃっくりが止まらず、数日に渡って続いてしまう場合や、あまりにも頻繁にしゃっくりが出るようであれば、思わぬ病気が潜んでいる可能性もあるので、病院に行きましょう。
まとめ
今回はしゃっくりについてまとめてみました。
誰もが経験したことがあるしゃっくりですが、しゃっくりが長引いたり、あまりに頻繁に出る場合は、思わぬ病気が潜んでいるかもしれないことが分かりました。
ですが、あまり不安になりすぎると、それがしゃっくりの原因になったりしてしまうので、基本的にはあまり気にしないようにしましょう。
3日以上長引いたりしている場合は、万が一の事を考え内科などの病院に行くといいそうです。