昨今では、祝儀袋もデザイン重視のため、中袋無しのものが増えているそうです。そのため・・・
「餞別のために祝儀袋を買ったものの中袋が入ってなくて、金額をどこに書けばいいか分からない・・・」
などの、ちょっとした悩みにぶつかることも増えてしまいました。
私も最初は戸惑って、買い直そうと考えたものです・・・
ちなみにその場合は、金額を裏面の左下に小さく縦書きすればOKのようです!
今回は、以上のように餞別を送る際の、祝儀袋に中袋が無い時につまずき易いポイント3点について深掘りしていきます!
・中袋がない祝儀袋の金額の書き方は?
・中袋がない祝儀袋の表裏の書き方は?
・中袋がない祝儀袋の包み方は?
中袋がない祝儀袋の金額の書き方は?
まず、祝儀袋に金額を書く欄があれば、迷わずその欄に数字で書きましょう!
祝儀袋に金額を書く欄が無かった場合、先ほどお伝えした通り、裏面の左下に小さく縦書きしましょう!
中袋がある場合は「金 壱萬円」とのように書くのが一般的ですが、中袋が無い場合は「五○○○円」や「五千円」のように簡単に書いても構いません。
ちなみに、金額を漢数字で書く理由は、後から字を付け足せないようにするためだそうです。
しかし、若い人の中には、壱萬円のように大字で書くと読めない方もいらっしゃいます。
贈る方に合わせて、数字の書き方も臨機応変に合わせるようにしましょう。
中袋がない祝儀袋の表裏の書き方は?
表側の書き方について
表書きは水引きを挟んだ上段の真ん中に「御餞別」と書きましょう。
しかし、目上の方に贈る場合では大変失礼にあたります。
その場合は、「御礼」や「おはなむけ」と書くようにしましょう。
そして、下段には真ん中に表書きよりも少し小さめにあなたの名前を書いてください。
もし、3人ぐらいの複数で餞別を贈る際は、1番年上の方の名前を右端に書き、年齢順に左に書いていきましょう。
このとき、2人目の名前が祝儀袋の真ん中にくるようにバランスに気をつけて書くようにしてください。
裏側の書き方について
裏書には住所と金額を書きましょう。
3つのパターンに分けて解説いたします。
①金額と住所、両方とも書く欄がある
この場合は、その欄に合わせて数字で書きましょう。
住所の書く欄が狭い場合は、筆ペンなど無理をせず、ボールペンで書いて相手に分かりやすいように書きましょう。
②金額のみ書く欄がある
金額の上に縦書きで住所、その上に横書きで郵便番号を書きます。
住所の番地などは数字でなく、漢数字で書くようにしましょう。
③金額も住所も書く欄が無い
住所も金額と同様で左下に縦書きで書きます。
右から郵便番号、住所、金額の順に書いてください。
この時も、住所の番地などは漢数字で書きましょう。
以上で、袋の準備はバッチリです!あとはあお金を包んで大切な人へ贈るだけです!
中袋がない祝儀袋の包み方は?
祝儀袋の準備が出来たら、次はお札を入れる準備をします!
お札は新札で必ず向きを揃えてください。
そして、人物肖像画が、祝儀袋の表側に来るように入れましょう。
この時、祝儀袋を開けてすぐに肖像画が出てくるように入れてください。
お金を入れたら糊付けをするか迷いますが、本人に手渡しするのであれば必要は無いでしょう。
以上で完了となります!餞別を大切な人へ渡しましょう!
まとめ
餞別を含めた祝儀は、大人になってからでないと中々経験することが無いですよね。
私も、「子供の時にもっと教えてよー・・・」と何度も思ったことがあります(笑)
なので、今回は餞別を贈る際、祝儀袋に中袋がない場合の注意点をまとめてみました。
中袋があるとなしでは、お金の包み方以外は違うルールがあるようですね。
ですので、最近増えた中袋がない祝儀袋に困惑する方も多いと思われます。
今回の記事をしっかりと読んで、いざというときのために備えておきましょう!